365日のなかで、今日のオシャレはバッチリ!と思う日はいったい何日あるだろう。
わたしは8割方「無難」にまとめているような気がする。
一番好きなのは白黒のボーダーで、黒・紺アイテムが多い。それが最近「鮮やかな色を好んでいるよね」「個性的だよね」と言われることがある。
毎日無難に構成されているのに、そこに時折混ざる赤靴下や、ほのぼのTシャツの印象が強いらしい。
そういう格好をするとき、みんな目尻を下げて「あなたらしいよね」と言う。人はその人らしいものを見つけるとき、やさしい笑顔になるのかもしれない。
そんなわけで「自分地味説」はアテにならないと思っている。
若い頃は流行を取り入れている人をオシャレだと思っていたけれど、年を重ねると自分の似合うものを知っていることがお洒落に繋がるのだ。
大衆ではなく、自分の生活様式と好みが基準。そうやって考えたとき、自分には塗らない自爪ケアはなかなかにマッチしていると思う。
記事/月野みちえ